甘みがないスイーツが甘すぎる!

ふかさわ:
昨日、ガンの食事療法中でも食べられるスイーツというのを頂いた。
砂糖もグルテンもフリーなスイーツだ。きっとこれをきいたら、えー甘いの?不味そう!って聞こえてきそう。。。笑
甘いからスイーツなのに、スイーツから甘さをとったら何も残らないよ、砂糖が入ってないってスイーツじゃないじゃん。。。ってね。。
まぁ、でも、食べてみたら美味しかったのよね。これが。むしろ、こりゃよく考えて作ってあるな、って美味しさに加えて感動した。甘みは、素材の甘みを引き出すようにうまく調理されていて、甘さが足りないなって感じがしなかった

よく考えられた甘み

甘みは、砂糖を使っていないそうだ。みんな砂糖不使用ときくと、すぐにメープルとか、アガペーとか思い浮かべる。けど、そうじゃない。
本当に砂糖が入っていない。その代わり、甘みはほんのすこしのドライフルーツと、ナッツの僅かな甘み。それと、キャロブやココナッツオイルの甘い香りがケーキ全体の甘みを引き立てている。
グルテンがダメだから、ベースはおから。これもよく考えられていた。

最小の力で引き出す

実はね、このケーキ2種類頂いた。
一つは、キャロブ。もう一つは、紅茶のケーキ。キャロブっていうのは、豆の乾燥を粉末にしたものなんだけど、そちらには、砂糖が入っていない。逆に紅茶には、ほんの少し甘みとして黒糖が入っている。
食べてみると、砂糖が入っていないキャロブの方が甘く感じる。紅茶の方は、むしろ味気ない。めっちゃ不思議だと思った。普通、砂糖が入っている方が僅かながらも甘く感じるはず。

砂糖が「入っていない」と甘くなる

なんでかなと、考えてみると答えは簡単だった。
呼吸の料理では、味がするかしないかわからないくらいの、超微量な調味料を加える事で、素材の旨みや甘みを引き出すというテクニックがある。考え方はそのテクニックと同じだ。
 
「やさしい味ね」まで調味料を入れるといれすぎ。
「味がついてるのこれ?」って感じだと足りない。
 
その間の、「味ついてるかわからないけれど、なんだか美味しいな」ってくらいが丁度いいあんばい。呼吸の料理の通信講座を受けた方でいうと、3つのあんばいのうち、1番目のあんばい。
微量でなく、超微量な調味料での味付け。まさか砂糖も一緒だったとは。。。
また一つ勉強になった。
>あなたも呼吸の料理勉強してみませんか??^0^
taiki

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