【呼吸の料理とインナーゲーム】

私が料理をしていた時、
日々、料理人は弛まぬ努力をしている姿をみてきた。
料理は苦悩と努力の賜物だった。
飲食店に行って、ふにゃふにゃパスタが出てきても、
キッチンで必死に作っている姿をみると今でも頭が下がる想いだ。
 
料理をつくる仕事をしている人は、
よく、料理が上手な方は、味付けに悩まなくてもいいですね、と
言われることもあるかもしれない
が、
実際はそうではないのではないかと思う。

キッチンに入って作業していると、料理人は、あーだこーだ、味付けが決まらない、
盛りつけが決まらない
、次のメニューが決まらないと悩んでいるものだ。
即興料理をしているなら尚更だし、忙しくなると殺伐とするキッチンなら、
プレッシャー
と時間制限で、さらに決まりにくくなる。
素材を思うように調理したい想いと、思ったように行かない想いが、
心の中で、葛藤を繰り
返す。ガルウェイが言っているように、
アウターゲーム(ここでは
実際の料理)を脇に、
インナーゲーム(ここでは自分の内なる葛藤
)を戦っているのだ。
別に料理人は、料理がうまいわけではなく、
その葛藤を「やり過ごす」事に、普通の人よりなれているだけ。
んな風に考えれば、料理も少し考え方が変わってくる。

他の記事も読む

ローフードの技法を使ったアイスケーキ

この写真は、ローフードの技法を使ったアイスケーキ。 ローフードというのは、火を入れないローの状態で作る料理で、素材が生きた状態で取り込めることからLiving food と呼ばれたりもしています。 ローフードのケーキなど

Read More »

開催中ワークショップ

野菜ダカラダの料理教室-

簡単な料理方で、野菜を美味しく食べられる作り方をお伝えします。参加された方のカラダが元気になるような料理を、呼吸の料理やフードサイコロジーの要素を取り入れて学べる料理教室です。 半分くらいデモ型の料理教室なので料理が苦手

Read More »

野菜ダカラダの料理教室

簡単な料理方で、野菜を美味しく食べられる作り方をお伝えします。参加された方のカラダが元気になるような料理を、呼吸の料理やフードサイコロジーの要素を取り入れて学べる料理教室です。 半分くらいデモ型の料理教室なので料理が苦手

Read More »

感性を高める気とカラダのワークショップ

フードサイコロジー 感性を高める気とカラダのWS 料理でも、何かの職人技でも、何かワザを身につけた人は、みんなから達人と呼ばれるほどに感性が高まる傾向にあります。普段私たちは、5感で得られる情報で生きていますが、5感以外

Read More »