シャンパンの呼吸と気の流れ①

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突然ですが、グラスをテーブルに置いたまま、シャンパンをグラスいっぱいまで、そそぎ続けて行くことはできますか。
一見簡単そうですが、普通にやろうとすると、シャンパンのきめ細かい泡がグラスからあふれてしまいます。
レストランのテーブルサービスでは、時に置いたままシャンパンをサーブする事があります。私も、以前、練習したことがあります。シャンパンが出来ると、ビールでも、スパークリングワインでも、グラスを置いたままに注ぐことができます。
なぜこんな話になっているかというと、たまたまシャンパンの注ぎ方を聞かれたので、自分でどうやって練習したか思い出して、その方に説明をした時に、シャンパンを入れるときには、流れを意識して練習したなぁ、と思い出したからです。
シャンパンは液体ですから、当然流れがあります。それは瓶の中でも、グラスの中でもです。そして、その流れに反発が生まれると泡が立っていきます。逆に考えれば、流れにそってグラスに注いであげれば、闇雲に泡がたつことはありません。
最初は、肩からひじ、手首、掌、指先、ボトル、注ぎ口と伝わっていく力をなるべく止めずに穏やかにして、傾けていくと、中の液体が反発し合う事なく、注ぎ口から出て行きます。
コツは、力をいれずに自分で頑張らないというところです。
是非、飲む機会があれば、試してみてください。

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