チェロの弓と包丁の持ち方


最近料理の話題が続きますが、
先日、包丁の話をしていたので、もう一つ。
個人的にこっそりとチェロを弾いているのですが、
チェロの弓を持つ手と、包丁を持つ手は良く似ていると思います。
動画は、好きなチェリストの一人のルカですが、
彼の右手に注目してください。
往復するときに、弓は動かずに、
まず手が動いているように見えて、
その後弓が動くように見えます。
実際は、肩が先に動いていると思いますが、
見ていると、手首が先に動いてから弓が動いているように見えます。
実は包丁も同じように軽く力をいれずにもつと、
切れ味がよくなります。
意外かもしれませんが、力を抜けば抜くほど、
包丁は切れ味がよくなります。
実は素材の呼吸を聞く料理で大切な事の一つは、
脱力です。
ちょっと右手の軽く握った感じと、
肩から指先にかけての動きを少し研究してみてください。
そして、時間がある人は、いつもの料理で、
どうやって握ったら包丁が良く切れるか研究してみてください。
詳しくはまたどこかで書きたいと思いますので、
お楽しみに。

 

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