彼氏の前でミルフィーユはちょっと。。。

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苦い思い出とかではないのですが、昔言われて意外に思った事があります。その名もミルフィーユ事件。。。笑
食事で、女性が男性に気を使う事って意外に多い。あ、でも最近では男性も多いか。。。今日は、人に見せる顔と見せない顔の話。

あなたはいくつの顔をもっていますか?

これは、一概には、言えませんが、誰にでも、二つくらいは別の顔があるのではないでしょうか?
例えば、社会的な顔(人前の顔)と一人の時の顔(性格も含め)。いや、私はないよ、って言う人も、大抵は、無意識の内に人前ではスイッチを切り替えたりしているものです。この社会的な顔を、心理学ではペルソナ(仮面)と言ったりしますが、仮面というのは、本来の自分を隠して、装うものなので、自然とその裏には、抑圧が生まれます。
 
抑圧っていうと大げさですが、小さなものも含めて抑圧されると、葛藤が生まれます。そして、それが、恐怖心や不安、怒りや嫌悪へとつながっていきます。
 

ミルフィーユは彼氏と一緒に食べたくない

とっても表面的ですけど、例えば、僕はペルソナと言えば、ある思い出があります。
 
学生時代に、おつき合いしていた彼女に言われて驚いたのが、彼氏とデートして食べたく無いのはミルフィーユといわれ、美味しいミルフィーユがあるお店にいっても、頑に拒否されていたのを思い出します笑。
 
これは、男性の僕にしてみればどっちでもいいのですが、どうも、綺麗に食べられないと彼に嫌われてしまうのではないかという恐れがあったのか、そういう汚いマナーの自分を許せなかったのか、本人にしか分からない問題です。
 

その葛藤が大きくなると、人生は大変になる。

こういった事が、まだミルフィーユくらいならいいのですが、許せない自分像が広がったり、対象が他人にまで広がってしまうと、日常がとても大変になってしまいます。いろんな物が気に入らなくなったり、摩擦や衝突を沢山生んでしまったり、なかなか一歩が踏み出せず、先の事やリスクばかり考えてしまったり。。。
 
いろんな生きにくさを生むわけですが、結局、自分が納得いかない事を他人に投影しているだけで、その元々の原因は、ミルフィーユを食べるときのボロボロがお皿に残るのが嫌だった事から始まったのかもしれない。。。
 
という事は、冗談ですが、原因は、やはり、何か辛いような体験が関係しているというのは、あると思います。例えば、小さい時に、好きな男の子に、食べ方が汚いから嫌われちゃったとか、お父さんがあまり清潔でなくて、それが嫌だったとか、母親から口うるさく綺麗にする事を言われていたとか。。。
 
そこでフードサイコロジーでは、そういった葛藤の根本にアプローチするというのをやっています。どうにもこうにも色々とうまくいかない時は、葛藤にアプローチすると、本来の自分の判断力とか、センスとかがだいぶ戻ってくる。
 
呼吸の料理でも、結構ココは大切にしていて、呼吸の練習をしていくと、呼吸の通りがよくなるから、感覚が敏感になっていくんですが、そうすると、他の人と話すと気持ち悪くなるといった事が起きてくる。ようは、自分が抑圧している事と、誰かにあった時に相手の何かが、共鳴反応してしまっている状態。
 

どっちも自分ですけど。。。

でも、そうやって人の事にイラッとくるのも自分で、人の事に寛大になれるのも自分。どっちも大切な自分で、多分、相手に対して何のリアクションも起こさないようになるなんて事は無いんじゃないかなと思う。
 
仏教では、そういう気持ちが起きても、その感情に対してアクションを起こさない事が大切だといっている。第2の矢と呼ばれたりするけれど、人から自分にめがけて第1の矢が飛んでくるのは避けようがないという事だ。
 
もうちょっと違った言い方をすると、俯瞰力とか、バードアイとか、客観的に自分を見ると言える。でも、ここで重要なのが、いい自分も悪い自分もよく味わって、良い悪いの判断をしない。というのが大切。今自分は悪い方向に進んでいるから修正しようとやりだすと、結局は、もう片方の自分を押し込めてしまう。
 
だから、よくある目標達成型のポジティブシンキングや、願望達成法では、うまくいく人もいる反面、自分の心の闇が深まる人もいる。フードサイコロジーでは、言語を超え、体や脳の深い部分を使ったワークで対応している。結局、言語には限界があるというのは、言語好きの僕としては悲しくなるばかりだけれど。。。笑
 
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