世界一の理想的フレンチの罠

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written:(深澤)
 
先日は、とてもお世話になっている方と夜のお食事会。
 
しかもお店は、関東で一番うまいんじゃないかという噂のフレンチレストラン。
(あ、お店はちょっと秘密。)
 
とても楽しみにしてて、その何日か前から美味しくフレンチを食べられる体作りと食の配分をするという念の入れようで、珍しくも臨んだわけですが、、、
 
美味しかった〜!
どういう風に美味しかったかはあえて書きませんが。。。なんだか本場のフレンチという感じでとっても美味しかった。(シェフが本場で修行した方かはわからないけれど、、、美味しかった!こりゃまたいくしかない。)
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でも、正直に告白すれば、何年か前まで、僕はフレンチに対して先入観、いや、嫌悪感といった方がいいのか、なんともやりきれない思いがあって、この手のフレンチをどうも好きになれなかった。

フレンチのトラウマ。。。笑

その始まりは、8年前、僕が初めてパリに行った時のこと。とても期待してレストランに入って、注文したものの、でてきた料理を見て、ショックを受け、食べた料理を味わってショックを受けた。全然、想像と違う。。。その後、僕は、ちょびっと南フランスで働いていましたが、その時も、散々レストランを巡って、結局、期待しているフレンチに出会う事が出来なかった。(自分のくじ運の悪さもきっとあっただろう)
自分の中では、もっと繊細で味わい深いものを想像していたのに、言い方は悪いが、大味でダイナミックな様に感じたからだ。かろうじて、フランスの野菜は味が濃い分、肉や魚以外の味が、それでも少しはしていたんだけどね。。
それで、本場でダメなら、日本人らしく、日本ならどうだろうかと、帰国後、いろいろ食べてみたけれど、日本も本場フレンチの真似をして作っているところは、どうもしっくりこなかった。日本の野菜の方が、フランス野菜より味も食感も繊細な為、言い方は悪いけれど、ソースを食べている気にしかなれなく、自分の理想のフレンチにたどり着くことは出来なかった。
それでしばらくフレンチに嫌気がさしていた時期があったのだけど。。。
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(レストランと同じ所にのっけて申し訳ないけれど、昨日の我が家の晩御飯)

 

理想を思い描けば描くほど理想から遠のく

でも、よく自分を観察してみれば、もっともなことだとも思った。結局は、自分の理想像以外のものを否定する気にしかなっていなかったからだ。これは、料理好きとしては失格。いろんな野菜があって、いろんなコンディションの時があって、理想の状態でない素材を活かすように調理していくのが料理で(もっといえば、シェフの体調や料理自体のコンディションなど、自分の口に車での道筋を味わうのが料理といったら言い過ぎか。。。)、自分の理想と違うからと、料理に失望するとは、情けない話だった。
これは料理だけに言える事ではなく、自分の理想を追い求めているうちは、なかなか理想に出会えないという因果のようなものがある。実は、そういう事にハマることって日常生活の中では、まぁまぁある。実際にそういう人にも会う事があるけれど、本人は、理想を追求しているのに、なぜか上手く回らないとお手上げな事が多い。
例えば、僕が以前働いていたレストランでは、シェフの理想が高く、盛り付けが決まったな!と思っても、シェフが気に入らなく直し始めると盛り付けが決まらなくなって、結局作り直すか料理がイマイチになる事が多かった。(もちろん、そうなるとキッチンの空気は荒れるのだが。。。)
これは、レストランだけでなく、日常でも、仕事でも、形を変えてでてくる、ヨクアル風景なのは、想像に難くない。
しかも、この中心の人物もそうだけど、一緒の渦中にいる人たちも、争わないとか、張り合ってやろうとか、自分の理想を追求しようとしたり、これを解消しようとすると、またドツボにハマってしまう事がある。。。
理想を追求しないで、ただよく味わう姿勢が、日常にも、料理と同じように必要になってくる。

料理をするときでも、実はそんなトレーニングができたりする

 
追伸:
日常をよく味わい深く、より充実させていきたい?

だったら、問題解決力とクリエイティビティを発揮してみよう

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