昨日、本当は実践まで書きたかったのですが、陰陽論概要みたいになってしまいました。
(昨日の記事はコチラ)
今日は実践編を書きたいと思います。
陰陽論を肌で感じるのに、一番簡単なのが重ね煮です。
最近はもう有名なので、知っている方も多いと思いますが、どんなものかというと、お鍋の中に野菜を層にして並べ、蓋をし、野菜の水分で蒸し煮にします。
この重ね煮ですが、素材を陰陽の順番に並べていくのですが、自分でやるときには、その順番を覚えなくてはいけません。でも、呼吸をつかってちょっとずるをする事ができます。順番を体感できるようになれば完璧に覚える必要はありません。
では、人参と玉葱を例に実験してみましょう。呼吸の仕方は以前のほうれん草の記事のやり方でやっていきます。
やり方は簡単です。
切っていない、人参と玉葱をそのまま上下に重ねて、手に持って、そこから呼吸を吸うイメージで吸うだけです。
これだけです。
重ね方を変えるだけで、人の呼吸は変化します。
実際にやってみて、どちらを上にした時に呼吸が深くなりますか?(答えは最下部)
呼吸が深くなるものが、素材の力が発揮できる重ね方になります。実際に、これで様々な野菜を試してみると、ほとんどが重ね煮の理論に即した並びになります。
ほとんどといったのは、例外もあるからです。重ね煮を広めていらっしゃる「わら」の船越さんも、以前、重ね煮に向かない食材があったり、重ね方が料理によって違う場合があると言っていました。
理論ではなく、呼吸を使って素材にきくようにしていくと、表面的な知識だけでなく、自分で料理を発展させていく力が付きます。
また、呼吸が深まるように料理したものを食べると、自分の呼吸も深くなります。呼吸が深いのは、力を発揮できる状態でもあります。発想力や、仕事の活力、生活の充実度など、日常生活の質の向上にもつながっていきます。良い循環が生まれていきますね。
是非、試して実感して、そんな観点を日常に入れ込んでみてください。
(答え:重ね方は、上から、人参ー玉葱の順番でした。)
冬は腎を元気にしてポカポカに。腎を活性化する逆腹式呼吸
先日は、気とカラダのWS。 生まれたばかりの心と身体感覚が一つだった赤ちゃんの時から、人は肉体が成長するにつれて2つの感覚がしっかり分離していき、理性的に切り離せるようになっていくと立派な社会人になっていく。 それが今の