【 料理名人と包丁 】
荘子の書いた中に出てくる、牛を華麗にさばいた庖丁(ほうてい)の話。
牛を切ろうとしないで、心で牛を見れば自然と手足が動き切れていくなんて、達人にしか出来ないと思った人もいるかもしれないけれど、実は、誰にでも、その一端を味わえる方法がある。
包丁を切る時に、食材を意識するのではなく、リラックスして、腕を動かす際、腕の筋肉が動いているのをリアルにイメージしながら、包丁を動かすだけで、なぜか、良く切れるようになる。
イメージが難しければ、包丁を握る、親指の内側の動きだけでもいい。(「ふだん料理革命」の中では、足と手の親指の重要性について触れている。)
コツは、食材を切りにいかない、というところ。
実際に、リラックスしてイメージするというのを、お伝えしただけで、よく包丁が切れるようになる人は多い。
これは、気功の訓練みたいなものなので、体がうまく働くようになり、その結果、よく切れるようになっても不思議ではないけれど、人の体の仕組みをさりげなく語ってるあたりが、きっと、荘子のいうタオなのだろうなと思う。
やっぱストーリー(道)のもつ説明力はすごいなと思う。
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冬は腎を元気にしてポカポカに。腎を活性化する逆腹式呼吸
先日は、気とカラダのWS。 生まれたばかりの心と身体感覚が一つだった赤ちゃんの時から、人は肉体が成長するにつれて2つの感覚がしっかり分離していき、理性的に切り離せるようになっていくと立派な社会人になっていく。 それが今の