体で感じる陰陽論ー理論を超える②

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昨日、本当は実践まで書きたかったのですが、陰陽論概要みたいになってしまいました。
(昨日の記事はコチラ)
今日は実践編を書きたいと思います。
陰陽論を肌で感じるのに、一番簡単なのが重ね煮です。
最近はもう有名なので、知っている方も多いと思いますが、どんなものかというと、お鍋の中に野菜を層にして並べ、蓋をし、野菜の水分で蒸し煮にします。
この重ね煮ですが、素材を陰陽の順番に並べていくのですが、自分でやるときには、その順番を覚えなくてはいけません。でも、呼吸をつかってちょっとずるをする事ができます。順番を体感できるようになれば完璧に覚える必要はありません。
では、人参と玉葱を例に実験してみましょう。呼吸の仕方は以前のほうれん草の記事のやり方でやっていきます。
やり方は簡単です。
切っていない、人参と玉葱をそのまま上下に重ねて、手に持って、そこから呼吸を吸うイメージで吸うだけです。
これだけです。
重ね方を変えるだけで、人の呼吸は変化します。
実際にやってみて、どちらを上にした時に呼吸が深くなりますか?(答えは最下部)
呼吸が深くなるものが、素材の力が発揮できる重ね方になります。実際に、これで様々な野菜を試してみると、ほとんどが重ね煮の理論に即した並びになります。
ほとんどといったのは、例外もあるからです。重ね煮を広めていらっしゃる「わら」の船越さんも、以前、重ね煮に向かない食材があったり、重ね方が料理によって違う場合があると言っていました。
理論ではなく、呼吸を使って素材にきくようにしていくと、表面的な知識だけでなく、自分で料理を発展させていく力が付きます。
また、呼吸が深まるように料理したものを食べると、自分の呼吸も深くなります。呼吸が深いのは、力を発揮できる状態でもあります。発想力や、仕事の活力、生活の充実度など、日常生活の質の向上にもつながっていきます。良い循環が生まれていきますね。
是非、試して実感して、そんな観点を日常に入れ込んでみてください。
(答え:重ね方は、上から、人参ー玉葱の順番でした。)
fp-banor
 

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