正しい食事学なんてあるのか?

あるセミナーの懇親会で、
隣の席に座った方が、僕に、
マクロビって陰やら陽やら、ありますけど、いったいどの食事療法がいいのか?と聞いてくださったところから始まった。

それで、同じ陰陽でも、例えば、薬膳とマクロビだったら、真逆の事を言っているので、いいとこ取りをしてみてはどうでしょうか。という提案をした。

薬膳を紐解けば、天体の法則が見えてくるし、マクロビを紐解けば、人の仕組みが見えてくるし、突き詰めていけば、結局は、繋がってしまう。でも、どちらも歴史がありしっかり効く。

そこら辺から、周りの方も参加して、食養の世界はあべこべだという話になった。

例えば、体が陰性に傾いたら、マクロビでは塩などの陽性のものをとって修正しようとするけれど、西式では、陽性のものを取らないようにする。そうすると、体が陽性になろうとして、陽性のものの吸収を高め、体が陽性の方向にもどる。

例えば、ローフードという生、または低温調理で、酵素を取るという方法があるけれど、佐賀県の矢山利彦先生は、生はダメだという。

ようは、食養の世界は、あれがよくて、あれがだめという風に、それぞれが、それぞれのせセオリーとエビデンスに乗っ取ってしているのだ。

ふだん料理革命の中では、僕は、ローフードよりも、畑の土壌の汚染状態から、菌などを少なくする考え方も知っていてもらいたく、50℃洗いなどをお伝えしているが、必ずしもそれが良いと思っている訳ではない。

来年開催の講座では、食事について調理だけでなく、
食養生の考え方についても幅広く知ってもらいたいと思う。

⇒http://ygglab.jp/seminar/brcookclass/

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