食べ物の定義。料理の境界線、あなたはわかる??

ふかさわ:
昨日まで久々の九州を堪能。
今回も、太宰府にお邪魔し、地元のお世話になっている方に、一番美味しいんじゃないかという梅々枝餅屋さんを紹介してもらい、ご馳走になった。
確かに、他の梅々枝餅とは一味も二味もちがった。ん〜米、砂糖、あずきと、シンプルな材料でここまで違いが出るとは・・・

梅枝餅のうまさ

梅々枝餅は、丸いお餅にあんこが入っていて、それをパリパリに焼いてある。お土産で頂くのでなく、太宰府で食べる価値は、その場で焼いてもらったお餅を頬張るところにある。表面はパリパリに、中はホカホカ、もちもち。
それを寒い時期に食べるうまさは格別だ。
そんなうまい餅で、今回頂いたのは、温めてもらうと、かなりトロトロに近いゆるさの餅で、あんこは甘さ控えめで美味しかった。

通常盤の2歩先へ

僕は結構好きだったんだけど、一緒に食べていた他の通常盤を知っている地元っ子と、どこまでが梅々枝餅かという話になった。
ここまでゆるいと、料理的にはうまいけど、梅々枝餅なのか?・・と。まぁ、でもそういう話って結構ある。僕らは、無意識に自分の中で勝手な定義を作って価値観を作るのが常だからね。
僕の地元に富士宮やきそばというのがある。わりと今じゃ知られているけど、子供の頃には、普通に日常的に食べていたわけだけど、ブランディングで、学会まで作られ(・・笑)、いまじゃ焼きそばの定義みたいなんがある。

料理の違いは「あんばい」

これは料理だけじゃないけど、半歩まではアレンジ、2歩先に行くとオリジナルになる。
だから、今回食べたお餅も、1.7歩くらい先を行くお餅だったわけで、あと1っぽいったら、それじゃなくなるような気がする。だから、なんでもバランスが大事。
インドのトマトベースカレーとラタトゥイユだって、野菜の味を塩で引き出しているのは同じで、スパイス(またはハーブ)で香り付けしているところも同じ。ラタトゥイユをペーストにして、ハーブの代わりにスパイスを入れたら、カレーかもって思うよきっと。ボロネーゼソースだって、キーマカレーとの違いはかなりきわどい。。。
ようは、結局そこか!って話だけど、あんばいです。食事でケアしようとしると、どうしても料理が単調になるけど、食事が単調になってきたら、2歩踏み出した料理を作ると、かなり食事が変わる。
食養生も日常的にするには、食べる喜びや面白みが大事。
> あんばいを修行せずにマスターするなら通信講座もあります。
*12/20までのご参加された方は、1万円をこちらで負担します。

share this recipe:
Facebook
Twitter
Pinterest

Still hungry? Here’s more