野菜にも呼吸がある

IMG_0557
 
10年程前、重ね煮という調理法を勉強しに岡山のとある宿に行った時でした。

−−−−−−−−−−−−
重ね煮というのは、お鍋の中に食材を、陰陽の法則に従って層にして並べ、
極弱火で野菜の水分だけで蒸し煮にするという調理法です。
火がじっくり入るため、甘みも出て、陰陽の調和した、
まろやかな料理に仕上がるのが特徴です。
−−−−−−−−−−−−

重ね煮には、最後に、味付けとは別に重ね塩というものを振ります。
それで、その宿の主人が重ね煮に塩を振ってくださった事がありました。
 
「よーくみててくださいね、塩を振っていくと、
ちょうど良い時に(野菜の)色が変わりますから〜。。。。。。。。
そろそろですかね。。はい!変わりました!」
 
そう言われた時、確かに、お鍋の中の野菜たちが、一瞬にして輝きだしました。
そればかりか、爽やかな風がお鍋から吹き上げていたのです。
 
私はとても驚きましたが、ふと周りを見渡すと、わかったと感じた人は少ないようでした。
塩の加減だけで、ここまで料理が変わるとはとても驚きだ!と感動したのを今でも覚えています。
 
有り余る歓喜を家に持ち帰り、早速友人に感動を伝えようと、
説明し、感じてもらいましたが、さっぱり伝わりませんでした。
 
こんなにはっきりと変わるのに、伝わらないのはショックでしたが、
これは特別な事ではなく、誰にでもわかり、昔の人が自然と感じていた事だと思い、
料理の秘伝のように確信し、これを機に研究し始めたのでした。
 
当時、気功体操を早朝していた事もあり、感覚の敏感な気功仲間にはよく伝わったのですが、
普通の人にはなかなか伝わらず、四苦八苦していましたが、
当時練習していた呼吸法からヒントを得て、
野菜の呼吸がある事を誰でも体感出来る方法を見つけたのでした。
 
見つけたといっても、一流の料理人や古人が自然とやっていた事を、
体系としただけに過ぎないでしょうが。
 
現在は、料理教室やセミナーなどでも教えていますが、
参加者の方から、「怪しい」、「私には無理かな」っと言われる事も多いのですが、
実際にやって見ると、野菜に呼吸があるというのが、自分の体験を持って感じられているようです。
 
体験に勝る、理論は多分ないと思いますからね^^
 
野菜にも呼吸があるなら、阿吽の呼吸で料理してみたいものです。
 
次回は、
フードサイコロジーの柱でもある、ブリージングクッキングとでもいう、
呼吸の感じ方を触れていこうと思います。
 

食べ物が届く先には、5つの層がある

葛藤があると、エネルギーはそこでロスする

畑にきく

どこに何を蒔いたらいいか、畑に訊いてみたことがあります。自然栽培で畑をしていた頃の話。

冬は腎を元気にしてポカポカに。腎を活性化する逆腹式呼吸

先日は、気とカラダのWS。 生まれたばかりの心と身体感覚が一つだった赤ちゃんの時から、人は肉体が成長するにつれて2つの感覚がしっかり分離していき、理性的に切り離せるようになっていくと立派な社会人になっていく。 それが今の […]

心と身体が、離れていく

赤ちゃんのときはひとつだった感覚が、大人になるにつれて分かれていく。そのあとに出てくる違和感についての話。

「今日は何が食べられるんですか」が、いちばん困る

料理をしているときに聞かれて答えられない質問について。カラダは何種類も重なっている、という前提から書きました。

天地切りが生まれた理由

重ね煮はおいしい。でも毎日作ると、重ね煮の味に飽きる。そこから切り方のほうに移した、という経緯の話。

Mail magazine

食と体の話を、不定期にお送りしています

サイトには書いていない話や、講座のご案内はメールでお届けしています。登録は無料です。
© 2026 YGGLAB.