感性と、冷ややかな目

気とカラダのワークショップでの話です。

野菜を使って気の流れを感じる練習をするのに、重ね煮がとても便利です。

僕も始めた頃、九宮飛びという図形の中を踊りながら舞うという、字で書くとかなり怪しいトレーニングに重ね煮を混ぜたものを習って、それ以来、重ね煮の威力に釘付けになりました。あの頃は、重ね煮があると調子が上向くように感じていました。

エネルギーの差を使う

重ね煮は、野菜の陰と陽、男と女、プラスとマイナスというふうに、エネルギーの差を使って流れを作る方法のひとつです。けっこう強い流れができるので、初心者でも気の流れを感じやすい。

だから、練習の素材として使いやすいんですね。

南半球では、順番が逆?

あるとき、参加者にオーストラリアから参加している方がいました。

練習をやってもらったのですが、なんだか何か思っていそうだなと感じたので聞いてみたら、「なんだか重ね煮の順番が反対な気がするんですよね」と。

南半球は気の流れが逆だとよく言われます。重ね煮もそうなのかは、正直わかりません。気になっているところです。

ちなみに僕は、重ね煮を勉強したあとフランスに少し滞在して、マルシェを巡りながら重ね煮を作ったり料理研究をしていた時期があります。そのとき気の流れで感じたら、日本の重ね煮とは少し順番が違いました。

ここが、いちばん大事なところ

この講座では、気というアバウトな感性だけを頼りにしません。カラダの反応も一緒に観察して、いま感じた気の感覚が合っているかどうかをチェックしていきます。

自分がそうだと感じたものを、客観的に、冷ややかに見て判断する。これがけっこう大事です。

さきほどのオーストラリアの参加者は、これができていたということですね。習ったとおりの順番と、自分のカラダの反応がずれている。そのずれを、感じ間違いとして流さずに口に出せた。

感性だけだと、感じたことがそのまま正解になってしまいます。冷ややかな目だけだと、何も感じられません。両方を同時に持つのが、たぶんいちばん難しくて、いちばん役に立ちます。

セオリーは、あとからついてくる

僕に瞑想を教えてくれた先生は、塩麹と長ネギのみじん切りを混ぜたものを塩の代わりに使って重ね煮すると最高のものができる、どうだ、と言っていました。

そこまでくると、重ね煮はセオリーというよりも、感性と冷ややかな目で素材がポテンシャルを発揮するように調理していけば、結果的に重ね煮になる、という話に近い気がします。

自分のオリジナリティを仕事や日常に活かしたい方は、感性と観察眼の両方を、セットで持ってみてください。

食べ物が届く先には、5つの層がある

葛藤があると、エネルギーはそこでロスする

畑にきく

どこに何を蒔いたらいいか、畑に訊いてみたことがあります。自然栽培で畑をしていた頃の話。

冬は腎を元気にしてポカポカに。腎を活性化する逆腹式呼吸

先日は、気とカラダのWS。 生まれたばかりの心と身体感覚が一つだった赤ちゃんの時から、人は肉体が成長するにつれて2つの感覚がしっかり分離していき、理性的に切り離せるようになっていくと立派な社会人になっていく。 それが今の […]

心と身体が、離れていく

赤ちゃんのときはひとつだった感覚が、大人になるにつれて分かれていく。そのあとに出てくる違和感についての話。

「今日は何が食べられるんですか」が、いちばん困る

料理をしているときに聞かれて答えられない質問について。カラダは何種類も重なっている、という前提から書きました。

天地切りが生まれた理由

重ね煮はおいしい。でも毎日作ると、重ね煮の味に飽きる。そこから切り方のほうに移した、という経緯の話。

Mail magazine

食と体の話を、不定期にお送りしています

サイトには書いていない話や、講座のご案内はメールでお届けしています。登録は無料です。
© 2026 YGGLAB.